2017年4月21日金曜日

【「お前の考えていることが、分からない」。その一言の前に】

「お前の考えていることが分からない」
スターバックスの店舗内、上司(男性)と部下(女性)のやり取りが耳に入ってきました。スーツ姿の女性は、20代か30代前半。少し気弱なタイプなのか声が細く、黙りがちでした。
一方の上司は、女子社員の受け答えがハッキリしないので戸惑っており、居心地悪そうです。

部下にしてみたら、「分からないって言われても…。だったら、どうしたらいいの?」ということかもしれません。
上司の立場で考えると、どうしたらいいか分からなくて、つい、「分からない」という本音が出てしまったように見えました。

この上司と部下の関係、どうしたら、上手くいくでしょうか?

①「分からない」を前提にする
そもそも他人の考えを100%分かっていることはありえないです。
分かっているつもりで、分かっていないこともあります。
分かりあえるのが当たり前とされると、苦しくなります。
お互いに分からないからこそ、分かりあえる方向に向けて努力しよう。
そこから出発したいですね。

②「分からない」ことを相手のせいにしない

上司が部下に「お前の考えていることが分からない」と言う時、
「私が分からないのは、お前のせいだ」と言ってしまっている気がします。

上司は自分自身を振り返り、
『相手のことが「分からない」のは、なぜか?』
『「分かる」ためには、どうしたらいいか?』という問いを立ててみてはいかがでしょうか?

③中心を自分自身から外す

どうしたらいいかが分からず、不安やイライラが言葉にでてしまったとしたら、
良い対話が生まれる空気にはなっていないと思います。

怒りや不安などマイナス感情を上手くコントロールする方法の一つとして、
自分自身の中心をほんの少しずらすイメージを持つとよいそうです。

例えば、悲しい時、自分の心の中心を占めている悲しさに意識が集中しています。
すると悲しみにとらわれて、ますます悲しみから逃れにくくなります。

そこで、中心を自分自身から外して、中心にある悲しみから少し距離を置くイメージを持ちます。そうすると自分の感情を、少し離れたところから眺めることができます。

中心を自分ではなく、他人に置き換えると、とらえ方が変わることもありますね。
『もし、自分が相手の立場だったら、どんなことを考えているだろう?』と想像してみると、相手の気持ちに近づけるかもしれません。